11月17日(土)の日暦は『とおかんや』 - 2018.11.16 Fri
11月17日(土)の日暦は
奎(けい)
二黒土星の中断吉凶は『みつ』
六曜星は先勝ちで大吉日となります
此の日は新に衣服を裁つに大吉なり
但し開店又は新築家屋の移転
人の世話事旅立埋葬など大凶なり是れを犯せば不時の
出費つづくべし大いに慎むべし
本日は着物の仕立てや衣服購入などに大変良き吉日となっております
後日、着用予定の衣類などが御座いましたら風通しをされると
良いかと存じます
但し、禁忌事も多く御座いますのでお気を付け下さい
中断吉凶におきましては「五穀取入婚礼・新築・種蒔・土動かし吉」と
なっておりますが暦における禁忌事は確実にお控えください
本日は『とおかんや』の日となっております
『とおかんや』は『十日夜』と書かれる収穫祭で、西日本の亥の子餅に対応し、
主に関東から中部地方にかけて旧歴の十月十日に行われる年中行事です
稲刈りが終わるこの時期に作物の収穫を祝ってぼた餅などをお供えし、
刈った後の稲束で藁鉄砲を作って子供達が地面を叩きながらこのように唱えるそうです
『とおかんや いいものだ 朝そばぎりに 昼だんご 夕飯食ってひっぱたけ』
こうして地面を叩く事でモグラ避けとなり、また『田の神』は今年の役割を終え
山へと帰っていかれるわけです
また長野県などの一部では『案山子(かかし)上げ』という行事があります
この地方では、案山子は田の神がこの世に現れている姿だとされるそうです
1年間田んぼの守りをして頂いた感謝の気持ちとして自宅の庭に案山子を持ち帰り
笠を燃やして餅を焼き、桟俵に乗せて供える事で田の神を感謝とともに
山へ帰すという伝統があります
私達日本人は日々の糧として命を繋ぐ大切な米の一粒一粒に、神をみとめ
このような祭礼や儀式に親しく関わってまいりました
そうして味わう炊きたてのご飯の味はまた格別なものであるような気が致します
暮らしの中で生きる神仏の存在を忘れぬよう、節目節目でお祀りし感謝を新たにする
年中行事や祭にはそうした大切な意味があるように思います
本日も『朝に合掌ゆうべに感謝』の御心を忘れず和顔穏心にてお過ごしください
合掌