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2011-07

夏本番 『八朔(はっさく)』 - 2011.07.30 Sat

先日お約束致しましたとおり、本日は『八朔(はっさく)』についてのご説明を書かさせて頂きます。

夏も暑さの盛りとなり暦は八月となりました。
八月の始めの日である本日は『八朔(はっさく)』と呼ばれる日です。

八朔(はっさく)とは『八月朔日(はちがつさくじつ)』の略で、『朔日』とは一日の事を意味します。


私達日本人はこの日に特別な意味を見出し、文化や生活に反映してまいりました。
ちょうどこの頃早稲の穂が実る事から、実った初穂をお世話になった方などに贈る風習が古くからあったのです。
このことから『八朔』の日は『田の実の節句』とも言われています。
まずは農民の間での風習でしたが、その後「田の実」を「頼み」にかけ、武家や公家の間でも日頃からお世話になっている(頼み合っている)人に感謝し恩を返す意味合いで贈り物をするようになったという事です。

これが後の『お中元』にあたるという俗説もございます。

このような風習は現代に及ぶ今でも、形を変え、場所を変えて日本各地で伝統として残されております。

福岡県内のある町では、この日を『八朔の節句』として長男長女の誕生を祝う風習があります。
男児は藁でわら馬を編み、女児は米粉で団子雛を作って家に飾るのだそうで、
この伝統行事は300年以上も続けられ土地の人々に受け継がれています。

また、新暦八月一日に京都・祇園一帯の花街などで、芸妓さんや舞妓さんがお茶屋やお師匠さんの家へ挨拶に回る伝統行事をご存知の方も多くいらっしゃるのではないでしょうか。

これも『田の実(頼み)の節句』の意味合いのある八朔の日ならではの風習であると言えそうです。


江戸幕府の時代では、この日を正月に次ぐ祝日としていました。
これは徳川家康が初めて江戸城に入った日が八月一日とされていたからであり、いづれにしましても特別な日であった事には間違いないようです。


何気なく過ごしながらめくっていく暦にも、御先祖様が残されて今に受け継がれるこのような文化が息づいている事を思うとまた日々の趣きも変わったものとなるような気が致します。

ちなみに、皆様ご存知の果物の八朔は、ちょうど八月一日頃に食べ時となる事からこの名が付けられたと言われております。

夏の香りを閉じ込めたみずみずしい果実を味わいながら、遠き歴史に思いを馳せるのもまた良いのではないでしょうか。



      (‐人‐)合 掌





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