七面山登詣第一段・参道入口から三十六丁晴雲坊まで - 2013.06.18 Tue
平成25年6月6日(木)、最高の日暦の日に約7年ぶりに身延七面山へ登詣させて頂きました。
『思いたったが吉日』の如くの登詣となりました。
前日の5日午後10時に出発。6日午前2時30分に七面山参道入口に到着。
諸々の準備をし、午前3時、まずはお滝にて唱題合掌させて頂く。
そしていよいよ登詣開始。

七面山は約700年以上の歴史があり、元々は真言宗修験道の山でした。
標高は1989メートル、参道入口より敬慎院まで五十丁の道のりとなります。
その道のりは整備された山とは違い、人の足により出来た道であります。
ゆえにその行程は厳しいものとなっております。

参道には所々木の根が剥き出しとなっており、行く手を阻みます。
しかしこれも修業の一つとなるのです。
参道の反対側はまさに奈落。

滑落すれば命の保証は出来ない程の道のりです。
途中案内図にもありましたが、休憩施設『坊』が四ヶ所あります。

『十三丁目 肝心坊』
各坊はそこを代々護られておられる方がいらっしゃいます。
この休憩施設で軽く休息をとり、次の坊を目指し歩を進めます。
時には参道にて自然の脅威を見せつけられる光景にも出会います。

『倒木後そのままの杉の木』
このような光景は所々に見られ、まさに自然の脅威と自然に対する畏敬の念をあらたに持つ事が出来ます。
しかし厳しいばかりではありません。
時折参道より広がる景色に一服の清涼を感じる事も出来ます。

この時点で標高1,000メートル超です。
そして更に歩みを進め、最後の休憩施設三十六丁目『晴雲』坊へと辿り着きます。

ご覧のように沢山の千社札が掲げられてあります。
これは様々なご寄進された方々の団体・個人の札となります。
この撮影した場所の真上にはあの演歌の大御所・北島三郎さんの千社札もありました。
かなり前ではありますが、あのプリンセス・プリンセス(プリプリ)もヒット祈願のために登詣され写真も残っております。
そしていよいよ敬慎院に向けて更に道のりは険しさを増します。
第二段へと続く。
『思いたったが吉日』の如くの登詣となりました。
前日の5日午後10時に出発。6日午前2時30分に七面山参道入口に到着。
諸々の準備をし、午前3時、まずはお滝にて唱題合掌させて頂く。
そしていよいよ登詣開始。

七面山は約700年以上の歴史があり、元々は真言宗修験道の山でした。
標高は1989メートル、参道入口より敬慎院まで五十丁の道のりとなります。
その道のりは整備された山とは違い、人の足により出来た道であります。
ゆえにその行程は厳しいものとなっております。

参道には所々木の根が剥き出しとなっており、行く手を阻みます。
しかしこれも修業の一つとなるのです。
参道の反対側はまさに奈落。

滑落すれば命の保証は出来ない程の道のりです。
途中案内図にもありましたが、休憩施設『坊』が四ヶ所あります。

『十三丁目 肝心坊』
各坊はそこを代々護られておられる方がいらっしゃいます。
この休憩施設で軽く休息をとり、次の坊を目指し歩を進めます。
時には参道にて自然の脅威を見せつけられる光景にも出会います。

『倒木後そのままの杉の木』
このような光景は所々に見られ、まさに自然の脅威と自然に対する畏敬の念をあらたに持つ事が出来ます。
しかし厳しいばかりではありません。
時折参道より広がる景色に一服の清涼を感じる事も出来ます。

この時点で標高1,000メートル超です。
そして更に歩みを進め、最後の休憩施設三十六丁目『晴雲』坊へと辿り着きます。

ご覧のように沢山の千社札が掲げられてあります。
これは様々なご寄進された方々の団体・個人の札となります。
この撮影した場所の真上にはあの演歌の大御所・北島三郎さんの千社札もありました。
かなり前ではありますが、あのプリンセス・プリンセス(プリプリ)もヒット祈願のために登詣され写真も残っております。
そしていよいよ敬慎院に向けて更に道のりは険しさを増します。
第二段へと続く。
七面山登詣第二段・いよいよ最終章へ - 2013.06.18 Tue
いよいよ三十六丁目の晴雲坊を出て敬慎院に向けて最後の歩みを進めます。
更に参道は険しさを増し勾配も厳しい箇所が増えてきます。
その時の写真は、私自身も目一杯で撮影を忘れてしまいました(^^;;
そして少し参道が開け直角に左折すると四十七丁目にあたる和光門が
突然目の前に現れます。その光景は正に今迄の参道がまるで嘘のような光景です(ー人ー)

『和光門』
入口立看板には『これより修行の場により、生臭ものの持ち込みは禁ずる』と書いてあります。
和光門手前にてお題目三唱をして『お邪魔します』と申し上げ門をくぐります。

七面山登詣は四十七丁目から四十九丁目が一番の難所とも言えるかと思います。
写真では少々分かりづらいかもしれませんが、整備された参道ではありますが
勾配は二十五度を悠に超えます。
そして四十八丁目には御手洗場と鐘撞堂が現れます。
『鐘撞堂・御手洗場』
ここで手洗いと口濯ぎをさせて頂き鐘を撞かせて頂きます。
お題目三唱をし、心を込めて撞きます。
連打は禁止されております。


そして最後の難関、四十九丁目に向け参道を登ります。
最大勾配は三十度近くになります(^^;;

そして四十九丁目に辿り着きますと右手に随心門、左手には今迄の疲れが
一気に吹き飛ぶ光景が拡がります。
正に天空の霊山を彷彿とさせます(ー人ー)


この遥拝場から望む霊峰富士は、春と秋彼岸中日には富士の頂上より御来光が昇り
多くの参詣者やカメラマンが訪れ、その光景に魅了されます。

『ツイッターより』
遥拝場でひと時を過ごし清らかなる気持ちで随心門を潜り敬慎院へと最後の歩みを進めます。

『敬慎院』
写真でもお分かり頂けると思いますが、最終五十丁目へは下りになります。
敬慎院は先程ご紹介した鐘撞堂と同じ四十八丁目に位置します。
御手洗場のすぐ横から入る事もできますが、それでは本来の登詣にはなりません。
随心門を通り初めて五十丁登詣となるのです。
下山の際にはそこから出ての下山となります(^_^)
敬慎院到着後本堂前にてお題目三唱させて頂いた瞬間、本堂脇の大扉が開きお上人達が
お出迎えしてくれました。
ご開帳の受付をさせて頂き、準備ができるまでの間、敬慎院別当様(お寺で言うところの住職)が自らお茶を
ご用意して頂き、恐縮な思いで有り難く戴きました。(^^;;
そしていよいよご開帳!七年ぶりの七面大明神にお目通りです(ー人ー)
ご祈願として『一平塾、心願成就』をさせて頂きました。
ご祈願読み上げの際に『一平塾に集いし縁する老若男女(中略)身意泰然快得安穏、感応道交哀愍御守護』と縁ある皆様へ法味が満遍なく行き渡るようにと別当様がご祈願下さいました(ー人ー)
ご開帳ご祈願と滞りなく終了し本堂を後に。
本堂裏手にあります一の池に参拝
『一の池』
この池は大雨でも溢れず、干魃でも涸れず、常に一定の水量を保っています。
少し分かりにくいかもしれませんが奥の左てに鹿の姿も写っております(^_^)
私の師(尼僧)は唯一この池にて水行が許された方です。
今はご高齢の為、登詣も儘ならぬようになりましたが、以前冬に訪れた際に
池の天空だけ雲が切れ、満天の星空となり一気に気温は下がりマイナス25度!
時間は午前3時過ぎ、池の氷を割り膝まで池に入り水行!
あの時の光景は今でも忘れられません(ー人ー)
七面山には七つの池があるとされておりますが、現在ではこの一の池と奥の院の二つしか存在しておりません。
奥の院の池は小さく、お庭にあるような池となっております。
またこの一の池では不思議な現象を見ることもできます。
まったく無風状態の中でも時折水面が波立ち、正に龍が泳いでいるかの如くの様相を呈します。
私がお邪魔した時は、残念ですがお姿は現わしになりませんでした(^^;;
その変わり参道で蛇が御出迎えをしてくれました。
蛇は龍神様の地上でのお姿です(^^)
そして池を後に祖師堂、池大神、願満稲荷の堂を参拝し下山となります。
その間、別当様始め、お上人方は大扉前にて見守っておいででした(^^;;
最後に『お世話になりました!次回は参籠で伺わさせて頂きます!』と100m程先より
ご挨拶したところ『お待ちしております!是非次回はゆっくりとお話を聞かせてください!』
とお声をかけて頂きました(^人^)
強行日程の為、慌しくの下山となりました。さほどの休憩も取っておりませんので
下山もかなり厳しいものとなったのは言うまでもありません(^^;;
前回は登り四時間半、下山2時間半でしたが、七年振りの五十歳!
登り五時間半、下山四時間となりました。よる年波には勝てません(^^;;
しかし、頂いた法味は替え難きものとなり、また七面大明神にお会いしに
行きたいと心より思えた登詣となりました。
次回は七月に参籠で伺わさせて頂こうと計画しております。
その折りには別当様に御許可を頂き、敬慎院内部・本堂等の撮影もさせて頂きたいと思っております。
その日を楽しみに、また日々精進させて頂きます。
『七面大明神回向文』
鳩むる所の功徳 七面大明神に祝貢し 以て法楽に備ぅ仰ぎ祈らくは見聞の四衆 清浄の信を生じ 住持衆僧(家内安全) 慧業力を増し 巧説(こうせつ)弁才にして 円かに法輪を転ぜんじゅ甘露法雨 滅除煩悩えん 為悦衆生故 現無量神力 如世尊勅 当具奉行 感応道交 御利益無窮南無妙法蓮華経。
合 掌
更に参道は険しさを増し勾配も厳しい箇所が増えてきます。
その時の写真は、私自身も目一杯で撮影を忘れてしまいました(^^;;
そして少し参道が開け直角に左折すると四十七丁目にあたる和光門が
突然目の前に現れます。その光景は正に今迄の参道がまるで嘘のような光景です(ー人ー)

『和光門』
入口立看板には『これより修行の場により、生臭ものの持ち込みは禁ずる』と書いてあります。
和光門手前にてお題目三唱をして『お邪魔します』と申し上げ門をくぐります。

七面山登詣は四十七丁目から四十九丁目が一番の難所とも言えるかと思います。
写真では少々分かりづらいかもしれませんが、整備された参道ではありますが
勾配は二十五度を悠に超えます。
そして四十八丁目には御手洗場と鐘撞堂が現れます。

ここで手洗いと口濯ぎをさせて頂き鐘を撞かせて頂きます。
お題目三唱をし、心を込めて撞きます。
連打は禁止されております。


そして最後の難関、四十九丁目に向け参道を登ります。
最大勾配は三十度近くになります(^^;;

そして四十九丁目に辿り着きますと右手に随心門、左手には今迄の疲れが
一気に吹き飛ぶ光景が拡がります。
正に天空の霊山を彷彿とさせます(ー人ー)


この遥拝場から望む霊峰富士は、春と秋彼岸中日には富士の頂上より御来光が昇り
多くの参詣者やカメラマンが訪れ、その光景に魅了されます。

『ツイッターより』
遥拝場でひと時を過ごし清らかなる気持ちで随心門を潜り敬慎院へと最後の歩みを進めます。

『敬慎院』
写真でもお分かり頂けると思いますが、最終五十丁目へは下りになります。
敬慎院は先程ご紹介した鐘撞堂と同じ四十八丁目に位置します。
御手洗場のすぐ横から入る事もできますが、それでは本来の登詣にはなりません。
随心門を通り初めて五十丁登詣となるのです。
下山の際にはそこから出ての下山となります(^_^)
敬慎院到着後本堂前にてお題目三唱させて頂いた瞬間、本堂脇の大扉が開きお上人達が
お出迎えしてくれました。
ご開帳の受付をさせて頂き、準備ができるまでの間、敬慎院別当様(お寺で言うところの住職)が自らお茶を
ご用意して頂き、恐縮な思いで有り難く戴きました。(^^;;
そしていよいよご開帳!七年ぶりの七面大明神にお目通りです(ー人ー)
ご祈願として『一平塾、心願成就』をさせて頂きました。
ご祈願読み上げの際に『一平塾に集いし縁する老若男女(中略)身意泰然快得安穏、感応道交哀愍御守護』と縁ある皆様へ法味が満遍なく行き渡るようにと別当様がご祈願下さいました(ー人ー)
ご開帳ご祈願と滞りなく終了し本堂を後に。
本堂裏手にあります一の池に参拝

この池は大雨でも溢れず、干魃でも涸れず、常に一定の水量を保っています。
少し分かりにくいかもしれませんが奥の左てに鹿の姿も写っております(^_^)
私の師(尼僧)は唯一この池にて水行が許された方です。
今はご高齢の為、登詣も儘ならぬようになりましたが、以前冬に訪れた際に
池の天空だけ雲が切れ、満天の星空となり一気に気温は下がりマイナス25度!
時間は午前3時過ぎ、池の氷を割り膝まで池に入り水行!
あの時の光景は今でも忘れられません(ー人ー)
七面山には七つの池があるとされておりますが、現在ではこの一の池と奥の院の二つしか存在しておりません。
奥の院の池は小さく、お庭にあるような池となっております。
またこの一の池では不思議な現象を見ることもできます。
まったく無風状態の中でも時折水面が波立ち、正に龍が泳いでいるかの如くの様相を呈します。
私がお邪魔した時は、残念ですがお姿は現わしになりませんでした(^^;;
その変わり参道で蛇が御出迎えをしてくれました。
蛇は龍神様の地上でのお姿です(^^)
そして池を後に祖師堂、池大神、願満稲荷の堂を参拝し下山となります。
その間、別当様始め、お上人方は大扉前にて見守っておいででした(^^;;
最後に『お世話になりました!次回は参籠で伺わさせて頂きます!』と100m程先より
ご挨拶したところ『お待ちしております!是非次回はゆっくりとお話を聞かせてください!』
とお声をかけて頂きました(^人^)
強行日程の為、慌しくの下山となりました。さほどの休憩も取っておりませんので
下山もかなり厳しいものとなったのは言うまでもありません(^^;;
前回は登り四時間半、下山2時間半でしたが、七年振りの五十歳!
登り五時間半、下山四時間となりました。よる年波には勝てません(^^;;
しかし、頂いた法味は替え難きものとなり、また七面大明神にお会いしに
行きたいと心より思えた登詣となりました。
次回は七月に参籠で伺わさせて頂こうと計画しております。
その折りには別当様に御許可を頂き、敬慎院内部・本堂等の撮影もさせて頂きたいと思っております。
その日を楽しみに、また日々精進させて頂きます。
『七面大明神回向文』
鳩むる所の功徳 七面大明神に祝貢し 以て法楽に備ぅ仰ぎ祈らくは見聞の四衆 清浄の信を生じ 住持衆僧(家内安全) 慧業力を増し 巧説(こうせつ)弁才にして 円かに法輪を転ぜんじゅ甘露法雨 滅除煩悩えん 為悦衆生故 現無量神力 如世尊勅 当具奉行 感応道交 御利益無窮南無妙法蓮華経。
合 掌