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2019-12

土用にまつわる神・仏 - 2011.07.21 Thu

皆様大変ご無沙汰しております。

俗世が忙しくパソコンを触る事すら出来ない状況が続いておりますが、
本日は『土用の丑』という事もあり皆様にお伝えしたくボードを叩いております。

既に鰻を食された方や今晩頂く方もおみえになるかもしれません。

そもそも『土用の丑』の始まりは、江戸中期の天才・奇才と言われた『平賀源内』であるとの説があります。
鰻が大量に仕入れされて売れ残り困っていた馴染みの魚屋が、現代で言うところのコピーライターのような存在でもあった源内に相談をしたところ、

『 丑の日に「う」のつく物を食すと延命長寿と言われておる。しかし牛や兎を食すわけにはゆかぬ。ならば鰻は生命力も強くその上長い。これぞ延命長寿の源なり、と口上し売ってみては如何じゃろうか 』

と言ったかどうかはわかりませんが…^^;そのように提案して売ったところ、
『 源内さんが言うならばこれは間違いないだろう 』 と噂が広がり一気に完売したということです。

源内さんは蘭学者(医者)としても有名でしたのでそれも影響したとも言われております。
誠に著名人の影響たるや凄いものだと実感できますね。


さて、私が別で運営しております日暦でも申し述べましたが
そもそも『土用』とは、立春・立夏・立秋・立冬前の18日間を指すもので、年に4回ございます。

『土』という字が用いられているように この期間は古来より土公神(どこうしん)の遊行日とされています。

土公神(白山神社)
  『土公神 (東京・多摩 白山神社)』


土公神様は陰陽道の神様で、仏教道においては堅牢地神(けんろうちしん)に例えられ普賢菩薩の眷族(けんぞく・分かり易くいうなら部下)になります。
堅牢地神(滋賀県彦根 長寿院ご安置)
  『堅牢地神(滋賀県彦根 長寿院ご安置)』


土公神様は季節によっておわす場所が異なり、春はかまど(現代の台所)、夏は門、秋は井戸、冬は庭に遊行するとされております。

この神様は土地の神様ですから新しい土をいれる事を忌み嫌います。
ですので、遊行している季節ごとにかまどや門、井戸、庭に関して土を動かす工事を行ったり土いじりをしたりすると土公神の怒りをかい良くないとされているのです。

今は立秋前なので夏となり、門(玄関回り等)の増改築は避けるのが宜しいという事になります。


また土公神様に関係の深い選日で『犯土(つち)』という期間もございます。

甲子から数えて7番目の庚午(かのえうま)の日から丙子(ひのえね)の日までの7日間を『大犯土(おおつち)』、また15番目の戌寅(いぬとら)の日から甲申(きのえさる)の日までの7日間を『小犯土(こつち)』と言い、この期間は土公神様が本宮あるいは土中にいるため土を犯してはならないと言われています。

穴掘り、井戸掘り、種まき、土木工事、伐採などの土いじりがこれにあたります。
特に、地鎮祭等の建築儀礼には凶日とされているので注意が必要なのです。
これらは『土用』の期間に為してはならないとされる禁忌事項にも共通しております。

このように様々な生活においての神様がおみえになります。

という事は、常に『見られている』と考えれば滅多な事は出来ないという事になりますね。
常日頃より身の周りを整理整頓し、それぞれの神様のおわす場所を整えておくのが『日常』という事になります。

暑いさなかではございますが、こうした事で心に『清風』が吹き、清涼感を味わう事が出来るのではないでしょうか^^



       合  掌



第4段 愛染明王 - 2011.06.28 Tue

本日ご紹介するのは愛染明王様です。


                愛染明王(麓坊)

『 愛染明王[あいぜんみょうおう]は梵語で「ラーガ・ラージャ」(赤い王)と言い、人間の本能である煩悩[ぼんのう]と愛欲を向上心に変えて仏道を歩[あゆ]ませる功徳[くどく]があります。又、三眼[さんがん]六臂[ろっぴ](三つの目と六本の腕)の異形[いぎょう]でありながら、恋愛・縁結び・家庭円満を司[つかさど]る所から、古くより人々の信仰対象とされてきました。
愛染明王は、不動明王と共に日蓮大聖人が曼荼羅本尊に取り込んだ密教特有の仏尊ですが、「生死[しょうじ]即[そく]涅槃[ねはん]」を表[あらわ]す不動明王に対して、「煩悩即菩提[ぼだい]」を表すとされています。 』
                                  (身延山宝聚院 麓坊HPより抜粋)


このようにお名前からすると凄く艶っぽい神様のイメージがありますが、実は厳格な神様なのです。

他宗においては恋愛成就や耳病平癒として祀られている場合もあります。

人は恋愛となれば釈迦力(シャカリキ)になって動きます。
しかしいざ様々な物事、例えば神仏に対する信仰心や拝む心にはさほどの力を発揮致しません。
信仰心を奮い立たせるのが愛染明王様です。

名前とは裏腹に不動明王様並みのお顔をしていらっしゃいます。
よくお寺の山門に阿吽像がありますが、我が宗門における阿吽像は不動明王様と愛染明王様ではないかと私は思っております。

一度近くで愛染明王様を安置されているお寺さんを見つけるのも良いのではないでしょうか。


最後に祖師の言葉を一節。

『佛法は体のごとし 世間はかげのごとし 体曲がれば影ななめなり』

現代においては信仰心も御都合参拝になってしまい、本来自身に宿りし神仏を忘れてしまっています。
それにより根幹が曲がってしまっているために自身も曲がってしまっている事に気付いていないのです。

今一度皆様にお伝え致します。
 
『 朝に合掌 ゆうべに感謝 和顔・漸進 日々精進 』 それが基本となります。

こんな現代にこそ愛染明王様が必要となってくるのではないでしょうか。


     合 掌


第三段 水の神様(水神明王) - 2011.06.21 Tue

本日は水の神様こと水神明王のご紹介です。

『 水は、われわれ人類のみならず、現在確認されている全ての生命体にとって、最も身近で不可欠の物質です。太古、最初の生物は海で誕生し、また、生命体の組織そのものも多くの水分から構成されています。
万物は木・火・土・金・水の五種類の元素からなるという、古代中国で興った五行思想でも、水生木といって、水が全てのいのち(全ての生命体は五行思想では『木』に含まれる)をはぐくみ、逆に水無しにいのちは生まれないと考えられています。
すなわち、水は全ての生命の源泉であり、衆生の生命活動を支えるという、水の根本的な霊性のことを総称して水神といいます。
また、水は火を消すはたらきがあります。佛道修行の妨げとなる三毒は、しばしば『燃えさかる炎』に譬えられます。つまり、われわれの中に起こる怒りの火、嫉妬の火、恨みの火などを消し去る全ての力のことを水神といいます。
どんなに少量の水にも水神は宿ります。われわれの身の回りにあたりまえのようにある水の力に感謝し、同時に水神の智慧で煩悩の炎を消し、菩提への到達を願いましょう。 』(佐賀県 日蓮宗仙道山勝厳寺HPより抜粋)


このように、水というのは全ての生命体の源となります。
我々人間もまた80パーセントは水により構成されております。

という事は、私が日頃よりお伝えしております 『神仏は己の御霊に宿りし』 という事になるのです。

水というのは生きていくために必要不可決なものでありますが、時としてその水は人の命をも奪う力があるのです。
自然の摂理を無視し続けた結果が時折起こる水害となってしまうのです。

今年は昨年に引き続き猛暑になると言われておりますが、命の源である水が不足する恐れもあるかと思います。
未曾有の大震災により節電が呼び掛けられておりますが、節水も重要な事となりますので皆様も心がけて下さい。

水神明王のお姿は、特に在るというわけではありません。
すべての水が存在する所におわす神様となります。

最後に祖師の言葉をお伝え致します。

『火さかんなれども一水に消ゆ 悪多けれども一善に勝つことなし』


     合 掌






本日は台所の神様です - 2011.05.26 Thu

トイレの神様こと『烏枢沙摩明王』に続きまして、
台所の神様こと『普賢三宝荒神』のご紹介です

              普賢三宝荒神

元々は

「火は全てを焼き尽くすところから不浄をきらう荒神は『竈(かまど)の神』になりました。神道では道祖神、奥津彦命おきつひこのみこと)、奥津姫命(おきつひめのみこと)を荒神として祀っています。仏教では『仏・法・僧』の三宝と伽藍の守護神ですが諸説があり、歓喜天と同体とする説、弘法大師は三宝荒神の本地は『文殊菩薩』とし、日蓮聖人は御義口伝(おんぎくでん)に、「三宝荒神とは鬼子母神の眷属十羅刹女なり」とあり、飢渇の神、貪欲の神、障礙の神としています。日蓮宗では法華経の第二十六、二十八と結びついて普賢三宝荒神としてお祀りします。いずれにせよ、我々の生活に密接な関係のある非常に重要な神です」(仏像ドットコムより抜粋)


このように,何故仏教界において『神様』が存在するのでしょうか。
元来日本国においては『神道』が基であり
仏教はいわゆる異教として日本国に入り根づいてきました。
それにより『神仏融合』が取り入れられてきたのです。

仏教界における『仏』とは釈迦ですが、様々な菩薩やいわゆる『神』と呼ぶ明王なども存在してまいりました。
これを『守護神』と呼んでおります。

仏教界も『神道』を取り入れる事で無益な争いを避けたのもあるかと思います。


皆様ご存知でしょうか。
神社に参拝の折り、鳥居をご覧になるかと思いますが、
鳥居には横二本の柱と縦二本の柱があります。
下の二本目の柱が縦の柱より出ていない鳥居があるところは、本来の神社となります。
下の柱が出ている鳥居のあるところは、必ず仏教界の何かが祀られていると思います。

『開』の中の鳥居は、下の柱が出ているのがおわかりになると思います。
この『開』という字は、『仏門の中に鳥居を入れる事で神仏の垣根を取り、広く大衆に開く』
とされる意味も諸説としてあるようです。

今後神社への参拝の折は、よく鳥居をご覧になってみて下さい。

祈る心が更に増すやもしれませんね^^




  合 掌


伊勢神宮
   伊勢神宮

神仏併合の神社
 神仏併合の神社





植村花菜と烏枢沙摩明王 - 2011.05.19 Thu

先日、歌手の植村花菜さんの話題が報道されました。
久しぶりに別の意味で脚光を浴びられたようです。

植村花菜さんと言えば 『トイレの神様』で昨年大ブレイクをされました。

歌詞の中に、『トイレにはそれはそれは綺麗な女神様がいるんやで』とあります。
そこで、本日はトイレの神様こと、『烏枢沙摩(うすさま)明王』についてご紹介致します。


烏枢沙摩明王とは元々、

『人間界と仏の世界を隔てる天界の「火生三昧」(かしょうざんまい)と呼ばれる炎の世界に住し、人間界の煩悩が仏の世界へ波及しないよう聖なる炎によって煩悩や欲望を焼き尽くす反面、仏の教えを素直に信じない民衆を何としても救わんとする慈悲の怒りを以て人々を目覚めさせようとする明王の一尊である』

では、何故トイレの神様として崇められるのでしょうか。

『便所は古くから「怨霊や悪魔の出入口」と考える思想があったことから、現実的に不潔な場所であり怨霊の侵入箇所でもあった便所を、烏枢沙摩明王の炎の功徳によって清浄な場所に変えるという信仰が広まり今に伝わっている』

                                   (Wikipediaより抜粋)


このように、本来は下に掲載しております写真のようなお姿をされております。
それぞれお祀りされている寺院によって形や表情は異なりますが、代表的なお姿はこのようになります。
歌のような女神様とは少々遠い感じも致しますが(^_^;)

住まいにはそれぞれ役割を持った様々な神様が存在しております。

おいおい皆様にご紹介をしていきますので、宜しければ次回もご覧ください。

住みなれたご自宅での生活も、何か一つ違ったものになるかもしれません。


烏枢沙摩明王 (宝山寺)
烏枢沙摩明王(宝山寺)

烏枢沙摩明王(龍寺)
烏瑟沙摩明王(瑞龍寺)     

      
 
           合   掌

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